林業事業体における技能・技術の習熟段階と創発的学習
書誌事項
- タイトル別名
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- Developing forestry skill and technology proficiency level in the forestry enterprises
説明
<p> 林業従事者に対する人材育成の場として、(1)研修実施機関による集合研修を中心に構成されるOff-JTと(2)林業事業体内の労働組織において取り組まれるOJTの、主に2つに大別される。本研究では、林業従事者の初期教育および中堅熟練教育・啓蒙に着眼し、現場技能・技術の習得や習熟に際し、より効果的なOff-JTやOJTのあり方について考察を行った。事例として、2県、各2〜3事業体における事業体の経営者層および現場の全林業従事者を対象とした調査を行い、技能・技術の習得状況を次に述べる3レベルの因子から分析を行った。林業の現場技能や技術の習得にあたり、林業事業体の規模や事業内容、組織運営体制、職場風土・組織文化等により構成される組織レベルの因子と、従事者の個人属性による個人レベルの因子、それらの中間に位置する小組織(労働組織)レベルの因子が関わり合う。中でも、効果的な人材育成において職場風土・組織文化の果たす役割が大きいと考え、課題を明確化する測定尺度の開発と検証も同時に行った。また、職場内の学習機会により業務課題の認識や職務意識の変化が生じていたことより、初期教育と中堅熟練教育・啓蒙の架橋についての検討を行う。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 34-, 2020-05-25
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390566775155013888
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- NII論文ID
- 130007880602
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可