森林保険事業への認識に関する研究:都道府県森林組合連合会を事例に

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Perceptions of Forest Insurance Business in Prefectural Federations of Forest Owner's Cooperative Associations

抄録

<p>自然災害の頻発に伴いリスク管理が重要になっている。本研究で取り扱う森林保険は、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林保険センターにより運営され、その保険窓口業務は全国の森林組合系統に委託されている。先行研究には、森林組合系統と森林所有者にアンケート調査を行い、森林保険加入率を左右する要因と保険加入推進手法を検討した林政総研(2001)がある。これを踏まえ、本研究では森林組合系統のうち都道府県森林組合連合会(以下、県森連)の森林保険事業に対する認識や事業運営体制を把握することを目的とした。筆者のこれまでの調査より、森林保険の加入率に地域差があることが分かっており、都道府県単位での特徴をつかむために全県森連を対象とした。アンケート調査・聞き取り調査では各県森連の管轄地域の災害状況や保険加入状況(加入率や保険金額等)、事業運営状況(職員数や保険普及活動の内容)を把握した。更に、森林保険契約データ・森林組合一斉調査等の分析により県森連毎の加入率や加入面積、林業生産活動水準等を明らかにした。本研究を通して、県森連の認識と実際の数字に乖離はないか、加入率と運営体制の特徴に傾向があるかも検討した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390566775155117952
  • NII論文ID
    130007880762
  • DOI
    10.11519/jfsc.131.0_39
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ