森林内での2周波マルチGNSSによるRTK測位の位置精度検証
書誌事項
- タイトル別名
-
- Evaluation of multi GNSS RTK with dual band under the forest
説明
<p>森林経営管理制度による新たな森林管理システムを実現するためには、森林境界を明確化することが重要である。そのために森林内の境界杭等を高精度に測位し、保全及び復元することが求められる。国土交通省が進める山村部の地籍調査では精度1m以内(標準偏差)が基準であり、森林境界明確化事業においても、同様の精度に準じることが望ましい。</p><p>GPS やみちびき等の GNSS を用いて測位を行う際、森林内では上空を遮る樹冠や樹幹等により反射・回折した品質の悪い信号(マルチパス)の影響を受け、高精度な測位が困難であった。</p><p>本研究ではUblox社のF9Pチップが搭載された廉価で高精度なDrogger GPSを用いて作成したスマート測量ポールを開発し、位置精度の検証を行った。検証には国土調査(地籍測量)が完了している森林内の境界杭を基準として、独自の基準局を固定局とした2周波(L1,L2)マルチGNSSによるリアル・タイム・キネマティック(RTK)方式にて測位観測した。</p><p>その結果、既存の測量成果との差が1m以内の精度(FIXモードの平均12.5cm、Floatモードの平均73.3cm)であることが確認された。</p>
収録刊行物
-
- 日本森林学会大会発表データベース
-
日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 664-, 2020-05-25
一般社団法人日本森林学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390566775155306752
-
- NII論文ID
- 130007881034
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可