フィリピンパナイ島マングローブ林の年間細根生産量と土壌炭素蓄積量

書誌事項

タイトル別名
  • Soil carbon stocks and annual root productions on <i>Avicennia</i> forest in Katunggan It Ibajay Eco-Park, Alkan, Philippines

説明

<p>コーラル・トライアングルと呼ばれる生物多様性が高い西太平洋熱帯諸島地域におけるマングローブ林のブルーカーボン蓄積機能評価のため、フィリピン共和国パナイ島Katunggan It Ibajay Eco-Park(以下「KII EP」)とBakhawan Eco-Park(同「BK EP」)にてイングロースコア法により細根生産量を調査した。KII EPはAvicennia属が優占する壮齢林で、11°48’17”N、122°12’34”Nに、BW EPはRhizophora属とAvicennia属が優占する若齢の植林地で、11°43’2”N、122°23’11”Nに位置する。2018年2月~19年2月に設置したイングロースコア試料の解析から、KII EPのマングローブ林の細根生産量は、海側で4.5 Mg ha-1-1、陸側で6.3 Mg ha-1-1で、陸側が3割ほど高い傾向にあった。同緯度に位置するタイ国トラート川河口域のAvicennia林と同じか、いくぶん高い傾向にあった。BW EPのコア試料は現在解析中である。また、KII EPでは土壌試料を最大1m深まで(基岩にぶつかった地点は基底まで)採取し、地下部炭素蓄積量を定量しているので、その結果も含めて本発表にて報告する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390566775155420800
  • NII論文ID
    130007881198
  • DOI
    10.11519/jfsc.131.0_820
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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