北海道のカラマツはなぜ大量枯死するのか?
書誌事項
- タイトル別名
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- Why are millions of larch trees dying in Hokkaido?
抄録
<p> カラマツは、トドマツとともに北海道における重要な造林樹種である。明治時代に本州中部から導入され、大面積の人工林が造成された結果、道内における現在の資源量はカラマツ類全体で面積:427千ha、蓄積:90,617千m3に及ぶ。そのカラマツが、近年、主に道東地域で急激に衰弱し、大量枯死(2016年は1,900ha以上)し始めた。この被害は、行政的にはキクイムシ被害として扱われているが、枯死原因は未だ特定されていない。</p><p> 本研究ではカラマツの大量枯死について、UAV空撮によって把握した陸別町および南富良野町での被害推移、激害地の特徴(林齢、環境要因および施業履歴ほか)、被害木の状況(カラマツヤツバキクイムシの穿孔およびならたけ病感染の有無)など、被害発生原因の解明に向けて行ったこれまでの取り組みの結果を紹介する。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 867-, 2020-05-25
日本森林学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390566775155460480
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- NII論文ID
- 130007881257
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可