Effect on the seed germinability of endangered Pulsatilla cernua by preservation methods

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  • 絶滅危惧植物オキナグサ種子の保存方法が発芽力に及ぼす影響
  • ゼツメツ キグ ショクブツ オキナグサ シュシ ノ ホゾン ホウホウ ガ ハツガリョク ニ オヨボス エイキョウ

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Abstract

<p>絶滅危惧植物であるオキナグサの種子の適切な保存方法を明らかにするため,異なる方法で保存した種子の発芽実験を行った。採取後に種子を播種する採り播きを対照実験とし,冷蔵および日向,日陰で保存後に地表から深さ約1cmの地中に播種した。採り播きでは地表に播種する条件も加えた。保存期間は1ヶ月と2ヶ月,3ヶ月とし,さらに冷蔵で保存後に日向または日陰で保存,日陰で保存後に日向または冷蔵で保存する方法を組み合わせて合計3ヶ月保存する条件を加えた。各条件で60粒の種子を播種し,実生の発生数を1ヶ月調べた。その結果,採り播きでは地表より地中の方が発生率(実生数/60粒×100)が高く,薄く埋土する方がオキナグサ実生の発生に適していた。1ヶ月保存ではいずれの条件でも発生率は60%以上あり,冷蔵保存では3ヶ月まで70%あった。組み合わせた条件では冷蔵保存を加えた条件で発生率が高かった。日向では2ヶ月で1.7%,日陰では3ヶ月で1.7%と低く,オキナグサ種子は乾燥に弱いと考えられた。</p>

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