MU-MIMOにおける一般逆行列を用いたブロック対角化
書誌事項
- タイトル別名
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- Block Diagonalization using General Inverse Matrix for MU-MIMO
説明
第5世代移動通信システム(5G)では,超高速・高品質を達成するためにMU-MIMOの利用が検討されている.また,ミリ波等の高周波数帯利用による伝搬損失を補償するためMassive MIMOの導入が想定されている.しかし,基地局アンテナの大規模化やユーザ数の増加によってMU-MIMO制御のための計算量の増大が課題となる.本論文では,伝搬チャネル行列の一般逆行列を用いてブロック対角化を実現し,空間的にユーザの多重化を行うMU-MIMOのための線形制御法を提案する.提案法では,特異値分解による雑音部分空間の演算を省略するThin SVDを用いて計算量を削減している.また,MU-MIMOの制御として用いられるBD法との通信性能や計算量を比較し,提案法の有効性を示している.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会論文誌B 通信
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電子情報通信学会論文誌B 通信 J103-B (8), 300-308, 2020-08-01
電子情報通信学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390566775156340224
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- ISSN
- 18810209
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可