MU-MIMOにおける一般逆行列を用いたブロック対角化

書誌事項

タイトル別名
  • Block Diagonalization using General Inverse Matrix for MU-MIMO

説明

第5世代移動通信システム(5G)では,超高速・高品質を達成するためにMU-MIMOの利用が検討されている.また,ミリ波等の高周波数帯利用による伝搬損失を補償するためMassive MIMOの導入が想定されている.しかし,基地局アンテナの大規模化やユーザ数の増加によってMU-MIMO制御のための計算量の増大が課題となる.本論文では,伝搬チャネル行列の一般逆行列を用いてブロック対角化を実現し,空間的にユーザの多重化を行うMU-MIMOのための線形制御法を提案する.提案法では,特異値分解による雑音部分空間の演算を省略するThin SVDを用いて計算量を削減している.また,MU-MIMOの制御として用いられるBD法との通信性能や計算量を比較し,提案法の有効性を示している.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390566775156340224
  • DOI
    10.14923/transcomj.2019wfp0004
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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