Metaplastic Extracranial Meningioma の 1 例

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タイトル別名
  • A Case of Metaplastic Extracranial Meningioma
  • 症例 Metaplastic Extracranial Meningiomaの1例
  • ショウレイ Metaplastic Extracranial Meningioma ノ 1レイ

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説明

<p>80 歳,男性。30 歳時と 62 歳時に,後頚部皮下腫瘤摘出術の既往がある。2 度目の術後早期より同部位に皮下腫瘤を自覚しながら放置していた。腫瘤は徐々に増大し,初診時には 70×80 mm になっていた。 圧痛はなかった。単純頭部 CT 検査では,骨浸潤を示さない,石灰化を伴う分葉状の腫瘤影が認められ,一方で頭蓋内には腫瘤影は指摘されなかった。局所麻酔下に摘出した。病理組織検査では,胞巣状増殖を示し,一部で渦巻き状配列を呈し増殖する腫瘍細胞を認めた。腫瘍細胞は空胞状核を有し,核分裂像はなく,細胞境界は不明瞭であった。一部に骨形成,泡沫細胞を認め,免疫組織化学的所見と合わせ,metaplastic extracranial meningioma と診断した。自験例のような metaplastic type は皮膚科領域での報告は稀である。Metaplastic extracranial mengioma は再発の可能性もあるが,皮膚科領域では metaplastic type の再発リスクについて検討した文献はなく,考察を加えて報告する。</p>

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 82 (3), 175-178, 2020-06-01

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (10)*注記

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