黒毛和種哺乳子牛への生菌製剤の経口投与が糞便中の乳酸，酪酸及びIgA濃度に及ぼす影響

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  • Effect of Dietary Supplementation with Probiotics on Fecal Increase in Butyric Acid and Immunoglobulin A in Suckling Japanese Black Calves
  • クロゲワシュホニュウコウシ エ ノ セイキン セイザイ ノ ケイコウ トウヨ ガ フンベン チュウ ノ ニュウサン,ラクサン オヨビ IgA ノウド ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

<p>黒毛和種子牛に対する生菌製剤の経口投与が糞便中の乳酸，酪酸及び免疫グロブリン（Ig）A濃度に及ぼす影響について検討した．8日齢の黒毛和種子牛40頭をランダムに2群（投与群20頭，対照群20頭）に分け，投与群に対しては14日間，Streptococcous faecalis，Clostridium butyricum 及びBacillus mesenteries を混合した生菌製剤を1日当たり30g投与した．一方，対照群には生菌製剤の投与を行わなかった．投与群の糞便中の酪酸濃度及びIgA濃度は，生菌製剤投与開始後7及び14日で，対照群と比較し有意に高値であった（P＜0.05）．このことから，黒毛和種子牛に対する生菌製剤の投与は腸管内での酪酸濃度を上昇させ，IgA産生を促進する可能性が示唆された．</p>

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