書誌事項
- タイトル別名
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- The Relationship Distance between Angulus Oris, Swallowing Time and Swallowing Volume with a Compact 3D Camera and Videofluoroscopy
- コガタ 3Dカメラ ト エンカゾウエイ ケンサ オ オウヨウ シタ コウシン ドウサ ナラビニ エンカ ジカン ノ カンレンセイ ノ カイメイ
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説明
<p>【目的】小型3Dカメラによる口唇動作の測定と嚥下造影検査(VF)による嚥下動態の撮影を同時に行い,同期・解析し,嚥下時における口角間距離,嚥下時間ならびに嚥下量の関連性を明らかにする.</p><p>【方法】小型3D カメラとして,Microsoft XBox One Kinect Sensor®(Kinect)を用いた.Microsoft 社から提供された開発ソフトウェアを利用して,対象の顔面形状を自動認識し両側口角部の3 次元座標を取得することで,口角間距離を記録できるプログラムを作成した.</p><p>Kinect によりマネキンの口角間距離を一定の条件下における測定精度と再現性を検証し,被験者を対象とした測定に最も適した条件を検討した.</p><p>検証結果を基に,試料嚥下時のKinect による口唇動作とVF による嚥下動態を同時測定し,ビデオ音声同期ソフトELAN により得られた情報を同期・解析した.対象は,摂食嚥下機能に異常のない成人男性12 名(平均年齢27.8±1.2 歳)とし,試料は硫酸バリウム混濁液5 mL,10 mL,15 mL,20 mL の4 種類とした.試料嚥下時における口角間距離の変位量(変位量)と嚥下量,嚥下時間と嚥下量に関して一元配置分散分析,Pearson の積率相関係数を算出し検討した.試料を口腔内に保持する位置 (保持位置),口唇動作ならびに嚥下量に関してFriedman 検定にて検討した.</p><p>【結果】最適条件(距離120 cm/ 回転角度10°)でのKinect による測定において,口角間距離は標準偏差±0.52 mm,実測値と測定値の差は0.47 mm で最も高い精度であった.</p><p>成人男性での嚥下量と変位量には有意差ならびに相関を認め (p<0.01, r=0.56),嚥下量と保持位置には有意差を認めた (p<0.01).しかし,その他の項目に関して,有意差を認められなかった.</p><p>【結論】本研究により,Kinect による口角間距離の測定精度と再現性を明らかにした.口唇動作の測定と嚥下動態の撮影を同時に行い,同期・解析が可能となるシステムを構築した.嚥下量と変位量には有意差ならびに相関関係を認め,嚥下量と保持位置には有意差を認めた.一方で,他の項目において有意差は認められなかった.</p>
収録刊行物
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- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌
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日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 24 (1), 3-13, 2020-04-30
一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390566775162794752
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- NII論文ID
- 130007893371
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- NII書誌ID
- AA11193069
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- ISSN
- 24342254
- 13438441
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- NDL書誌ID
- 030491734
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可