書誌事項
- タイトル別名
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- Necessity of full spinal immobilization in prehospital
- キュウキュウタイ ガ オコナウ ゼンシン コテイ ノ ヒツヨウセイ
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説明
<p>目的:外傷患者出場事案のうちSMRを行う対象に変更があったJPTECガイドライン改訂前後で全身固定の実施状況および現場活動に変化がみられたかを調査し,今後の病院前救急活動について検討する。方法:スクープストレッチャーでの固定を含むバックボードで全身固定またはSMRを実施した外傷患者293症例を対象とし,そのうち固定理由,現場活動時間および病院照会回数をJPTECガイドライン改訂前後で調査した。結果:現場活動平均時間は,改訂前後でそれぞれLoad and Go(L&G)が15分,10分,非L&Gが22分,24分。病院照会平均回数は,改訂前後でそれぞれL&Gが1.05回,1.00回,非L&Gが1.53回,1.74回であった。SMRを行い実際に脊髄損傷があった症例は,改訂前後で4.7%,10.3%。明らかにSMRが必要ない症例は,改訂前後で27%,21%であった。結論:JPTECガイドライン改訂前後とも適応外とされる全身固定が実施されており,現場活動時間短縮と傷病者予後のために救急隊員に対して継続的な教育・訓練が必要である。</p>
収録刊行物
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- 日本臨床救急医学会雑誌
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日本臨床救急医学会雑誌 23 (4), 632-635, 2020-08-31
一般社団法人 日本臨床救急医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390566775162998272
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- NII論文ID
- 130007893619
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- NII書誌ID
- AA1124939X
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- ISSN
- 21879001
- 13450581
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- NDL書誌ID
- 030650939
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可