多数傷病者におけるトリアージと医療機関の選定について
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説明
以前、入善消防署の管轄内で乗用車同士の衝突事故により7名の傷病者が発生する事案がありました。1名は車内から脱出できない状態であったので先着隊の救急隊と救助隊により救出にあたり、車外救出後にその1名を搬送しました。他の6名の傷病者は車外に出ており、トリアージタッグを使用しトリアージを実施して3台の救急車により2名ずつ医療機関を分けて搬送しました。今回、幸いにもCPAやショック等(赤・黒タッグ)の重症・死亡傷病者がいませんでしたが、重症傷病者を含む多数傷病者が発生した場合には効率の良い処置やトリアージ、医療機関の選定等が特に重要となってくると考えます。今回の事例を基に、今後このような多数傷病者を発生する事故が発生した場合にトリアージと医療機関の選定をどのようにすべきであるか考察したい。
収録刊行物
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- 富山救急医療学会
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富山救急医療学会 34 (0), 10-, 2016-08-28
富山救急医療学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390567172573894272
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- NII論文ID
- 130007905777
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- ISSN
- 24348457
- 21854424
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可