ベトナム国ラックフェン港の航路増深後における埋没特性の検討

  • 楠原 啓右
    日本工営(株)コンサルタント海外事業本部 交通・都市事業部 港湾・空港部
  • Thi HA
    日本工営(株)コンサルタント海外事業本部 交通・都市事業部 港湾・空港部
  • 水谷 聖
    日本工営(株)コンサルタント海外事業本部 交通・都市事業部 港湾・空港部
  • 大中 晋
    日本工営(株)コンサルタント海外事業本部 交通・都市事業部 港湾・空港部

書誌事項

タイトル別名
  • SEDIMENTATION CHARACTERISTICS AFTER DEEPENING THE CHANNEL AND BASIN IN LACH HUYEN PORT IN VIETNAM

抄録

<p> ベトナム北部ハイフォン市に位置するラックフェン港は,河川港から沖合の大水深港へ展開を図るため,河口から沖合に延びる航路の増深工事を実施した.こうした増深は,航路に堆積した土砂を移動しにくくさせ,航路埋没量増加の要因となる.一方,河口から沖合まで連続した航路では,河川からの土砂流入や流れによる移流拡散,波による巻上げが混在した複雑な底質移動機構となり,数値モデルによる予測検討が困難となる.本研究は,増深完了後のモニタリング結果を用いて埋没機構を把握するとともに,想定される機構を踏まえた数値計算を行い,再現性の検証を実施した.モニタリング結果より,波浪および河川流入の関係性により堆積分布および量が顕著に異なることが確認され,その影響を考慮した数値計算を実施した結果,良好な再現性が示された.</p>

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

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