書誌事項
- タイトル別名
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- Application Case of the Soil Nailing Method to the Embankment Slope
抄録
<p>切土のり面で多くの実績を持つ鉄筋挿入工は,近年,盛土のり面においても地震に対する予防保全や崩壊復旧時の安全確保として採用されている。しかし,盛土補強としての指針や設計・施工事例の報告はまだ少ない。本論文は,豪雨により崩壊した盛土のり面の応急復旧として鉄筋挿入工を採用し,翌2018年7月の「平成30年7月豪雨」によりすぐ横隣の同一盛土は崩壊したが,当箇所は被災しなかった事例である。切土補強土工要領にある極限周面摩擦力の推定値を利用して鉄筋規模を算出し,崩壊のり面の安定に必要な抑止力の不足分を補強した。その結果,盛土においても補強効果が発揮されることや,切土の設計要領が盛土のり面に適用できることがわかった。また,盛土に適用する場合の施工上の留意点や,水抜き工と併用することの重要性もわかった。</p>
収録刊行物
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- 地盤工学ジャーナル
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地盤工学ジャーナル 15 (3), 665-674, 2020-09-30
公益社団法人 地盤工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390567172582949888
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- NII論文ID
- 130007919577
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- ISSN
- 18806341
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可