ADHD児への認知特性評価に基づくセルフモニタリングの指導支援

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タイトル別名
  • Self-monitoring Intervention Based on Assessment of Cognitive Process for a Student of Attention Deficit Hyperactivity Disorder (ADHD)
  • ADHD児への認知特性評価に基づくセルフモニタリングの指導支援 : ワークシートを用いた感情の可視化を通して
  • ADHDジ エ ノ ニンチ トクセイ ヒョウカ ニ モトズク セルフモニタリング ノ シドウ シエン : ワークシート オ モチイタ カンジョウ ノ カシカ オ トオシテ
  • Utilizing a Worksheet for the Emotional Visualization.
  • —ワークシートを用いた感情の可視化を通して—

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説明

<p>ADHD児1 名を対象に、認知特性評価に基づいて、ある1 日の出来事とその時の感情の度合いをワークシート上で可視化し、指導者とのやり取りを行うことで、自身の感情状態のセルフモニタリングを促すことを目的としたかかわりを行った。その結果、「感情の可視化」に関するワークシートの作成を通して、対象児が「感情の可視化」にメリットを見出し、自身の行動と感情の関連に対する気づきがみられるようになった可能性に加えて、その影響として家庭や学校における感情のセルフモニタリングを自発的に行っていた可能性も考えられた。これらのことから、認知特性評価に基づく指導支援が有効であること、本人のみならず周囲の大人もワークシートを用いることで、時系列での感情の変化や疲労度・集中度のパターン、同じ出来事であっても前後の状況や体調によって感情にばらつきがあることへの気づきを促すことができることが示唆された。</p>

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