京都議定書第一約束期間におけるわが国の温室効果ガスインベントリとその後の展開について

  • 酒井 広平
    (国研) 国立環境研究所 地球環境研究センター 温室効果ガスインベントリオフィス

書誌事項

タイトル別名
  • Japan’s GHG Inventory with regard to First Commitment Period of the Kyoto Protocol and Ongoing Follow-up
  • キョウト ギテイショ ダイイチ ヤクソク キカン ニ オケル ワガクニ ノ オンシツ コウカ ガスインベントリ ト ソノゴ ノ テンカイ ニ ツイテ

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説明

日本の温室効果ガス (GHG) 排出量は,京都議定書第一約束期間の 5 カ年平均 ( 2008 ~ 2012 年度 ) で基準年比 1.4 % 増加 ( 12 億 7,600 万 ton (CO2 換算)) となった。これに森林等吸収源と京都メカニズムクレジットを加味すると,基準年比 8.7 % の減少となり,京都議定書 (第一約束期間) の目標 (基準年比 6 % 減) を達成することとなった。<br> 日本の廃棄物分野の算定で主に利用される「廃棄物の広域移動対策検討調査及び廃棄物等循環利用量調査報告書」は温室効果ガスインベントリへの利用や削減目標の達成度評価を目的の一つとして整備され,とりまとめ時期が早期化されてきた。この廃棄物統計整備の経験がアジア地域において活かされ,温暖化対策と 3R の両方の取り組みが推進されることを期待したい。

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