Suspended substance and phosphorus discharge via subsurface drains from converted ex-paddy fields with clayey soil in a heavy snowfall region

  • SUZUKI Katsuhiro
    Central Region Agricultural Research Center, National Agriculture and Food Research Organization (NARO)

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  • 多雪重粘土地帯の水田転換畑における 懸濁物質およびリンの暗渠流出
  • タセツジュウネンドチタイ ノ スイデン テンカンバタケ ニ オケル ケンダク ブッシツ オヨビ リン ノ アンキョ リュウシュツ

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北陸地方の多雪重粘土地帯の水田転換畑における懸濁物質 · リンの流出実態を調査した.大豆単作圃場では,懸濁物質は 67 %,全リンは 60 % が暗渠から流出し,暗渠流出したリンの 9 割が懸濁態で,コロイド担体輸送の重要性が明らかになった.暗渠流出水中懸濁物質はカルシウムイオンの臨界凝集濃度相当の導電率を閾値として高濃度の流出が生じ,DLVO 理論に従う可能性が示された.積雪期の休閑圃場からは,濃度は低いものの,懸濁物質は夏作期の 7 割,リンは 8 割相当量が流出した.地下水位制御システムでの稲 – 大麦 – 大豆 2 年 3 作では,大麦期に全期間の 7 ∼ 9 割相当量の水,懸濁物質,リンが流出した.水位制御により暗渠流出水量,懸濁物質流出量は減少,リン流出量は増加し,水位制御が水の流出経路と成分濃度に影響を与えたと考えられた.

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