NET G2と腺癌が混在した直腸MiNENの1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of a Rectal Mixed Neuroendocrine-non-neuroendocrine Neoplasm Coexisting with a Mixed Adenocarcinoma and G2 Neuroendocrine Neoplasm
  • 症例 NET G2と腺癌が混在した直腸MiNENの1例
  • ショウレイ NET G2 ト センガン ガ コンザイ シタ チョクチョウ MiNEN ノ 1レイ

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説明

<p>症例は70歳,男性.胃癌術前の下部消化管内視鏡にて偶発的に直腸に腫瘍を指摘され,生検を施行したところmixed neuroendocrine-non-neuroendocrine neoplasm (以下MiNEN)が疑われた同腫瘍に対して内視鏡的粘膜下層剥離術を施行した.病理所見は垂直断端陽性,深達度sm1,050μm以上,腺癌およびG2相当のneuroendocrine neoplasm(以下NEN)が混在するMiNENの診断となった.その後根治手術を施行したところ,腫瘍の遺残およびリンパ節転移は確認されなかった.MiNENは過去にmixed adeno-neuroendocrine carcinoma(以下MANEC)と同じ疾患概念であり,多くはneuroendocrine tumor(以下NET)G3に相当する高悪性度のNETと腺癌の混在する予後不良な疾患群であった.2019年の本邦の規約においてNETはNENに,MANECはMiNENに呼称が変更となっている.今回われわれは,低悪性度(G2)のNENが混在するMiNENを経験したので報告する.</p>

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参考文献 (7)*注記

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