[原著] 「我が国の小児ストーマ医療の経緯と展望」

  • 中條 俊夫
    東都医療大学学長 医療法人財団青葉会 青葉病院名誉院長 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 名誉会員

書誌事項

タイトル別名
  • Past and Future of Pediatric Ostomy and Continence Care in Japan
  • 我が国の小児ストーマ医療の経緯と展望
  • ワガクニ ノ ショウニ ストーマ イリョウ ノ ケイイ ト テンボウ

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抄録

[経緯]わが国で小児ストーマケアが本格的に開始されたのは、第一回ストーマリハビリテーション講習会において小児ストーマが講義項目となった1980年、または第一回日本小児ストーマ研究会が開催された1987年であろう。最初の小児専門のストーマ外来は国立小児病院に1982年開設された。年1回の研究会継続により小児演題が急増し、小児ストーマセミナー開催、小児用ストーマ装具開発、小児患者会結成などが促進された。<br> [展望]今後に期待したい事項としては、疾患によっては新生児期より永久ストーマを最終目標とするガイドラインを検討すること、生涯にわたる適切な継続フォローと支援システムの体制を確立することなどが挙げられる。

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