体圧分散エアマットレスにおける姿勢と硬さの変化が咳嗽力に与える影響
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- 上川 紀道
- 広島大学大学院医歯薬保健学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of posture and firmness on cough strength in a pressure-relieving air mattress
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説明
<p>随意的な咳嗽力の指標には,咳のピークフロー(CPF)がある.CPFは,肺気量,呼吸筋力に影響を受け,臥位で低値を示す.一方,症状悪化により長期的に背臥位を強いられると,褥瘡予防目的でエアマットレス導入が推奨される.よって,背臥位におけるエアマットレスの硬さがCPFに与える影響を検討することは重要である.以上のことから,健常若年男性を対象として検討した結果,硬さが「ソフト」の場合,CPF,努力性肺活量(FVC),最大吸気口腔内圧(PImax),最大呼気口腔内圧(PEmax)が有意に低下した.さらに,嚥下障害を有する高齢者を対象として検討した結果,硬さが「ソフト」の場合,CPF,FVC,PImaxが有意に低下した.姿勢に関しては上前腸骨棘の沈み込みが大きく,骨盤が後傾し,腰部接触面積が増加した.本研究の結果は,骨盤後傾を伴う腰部の沈み込み,脊柱の弯曲による姿勢の変化が,嚥下障害を有する高齢者のCPFなど咳に関連した因子に影響することを示唆している.</p>
収録刊行物
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- 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 29 (2), 183-185, 2020-12-25
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390568456339734656
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- NII論文ID
- 130007961280
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- ISSN
- 21894760
- 18817319
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可