ニホンモモンガ<i>Pteromys momonga</i>はなぜ巣材としてスギの樹皮を好むのか Ⅱ.保温効果の検討
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- 小林 朋道
- 鳥取環境大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Why do small Japanese flying squirrels, <i>Pteromys momonga</i>, prefer Japanese cedar bark as a nest material ? II. Study of heat-trapping capacity
説明
ニホンモモンガPteromys momongaは,自然生息地において,巣材としてスギCrytomeria japonicaの樹皮を好んで用いることが知られている.本研究では,ニホンモモンガがスギとヒノキChamaecyparis obtusa,それぞれの樹皮でつくった巣の内部の保温効果,及び,それぞれの巣材の繊維の形状が調べられた.結果は,スギの樹皮でつくられた巣の内部はヒノキの樹皮でつくられた巣の内部より高い保温効果をもつことを示唆していた.また,スギ樹皮からつくられた巣材繊維は,ヒノキからつくられた巣材繊維より,長く,細いことが示された.
収録刊行物
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- 自然環境科学研究
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自然環境科学研究 27 (0), 9-13, 2014
公益財団法人 平岡環境科学研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390568456340253184
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- NII論文ID
- 130007962166
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- ISSN
- 18831982
- 09167595
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可