農業用ため池堤体の適正な評価における物理探査の適用

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タイトル別名
  • Appropriate Evaluation of the Pond Dam Body about Geophysical Exploration
  • ノウギョウヨウ タメイケテイタイ ノ テキセイ ナ ヒョウカ ニ オケル ブツリ タンサ ノ テキヨウ

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抄録

<p>ため池堤体の現状を把握することは,設計や工事施工に当たって重要な情報となる。しかし従来からのボーリング調査だけでは,長い土構造物である堤体の現状把握に課題があると考えられた。そこで従来調査に加え物理探査を実施することで,より正確な現堤体の評価を行うことができ,さらに適正なため池改修が実施できると考えた。堤体の漏水状況や空洞化といった主要な欠陥を,より高精度で把握する手段の検討を目的として比抵抗電気探査と高密度表面波探査を実施した。その結果から,従来調査との併用によって,有効な情報を得ることができる手段となると考察できた。今後の展開として,事例を増やすことと,結果の信頼度の向上についての検討が必要である。</p>

収録刊行物

  • 農業農村工学会誌

    農業農村工学会誌 84 (12), 1085-1088,a2, 2016

    公益社団法人 農業農村工学会

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