GSM(Genitourinary Syndrome of Menopause) の 外陰所見と治療の実際
書誌事項
- タイトル別名
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- The findings and treatments of GSM (Genitourinary Syndrome of Menopause)
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説明
<p>GSM はGenitourinary syndrome of menopause の略称である。閉経による性ホルモン分泌低下によって生じる尿路生殖器の萎縮等の形態変化およびそれに伴う不快な身体症状や機能障害の総称で、従来のVulvovaginalatrophy(萎縮性腟炎)という単語に比較して、症状・病態を包括的に説明する概念とされる。GSM は慢性かつ進行性の疾患であり、中年以降の女性の約半数が罹患していると報告されている。3 徴は、1) 陰部の乾燥感・不快感。2) 性交痛他のセックストラブル。3) 尿トラブル(頻尿・尿漏れ・再発性膀胱炎)である。外陰部所見に尿道口円形化と腟前庭の乾燥があればGSM と診断してよい。予防は外陰・腟の保湿と性交渉の継続さらに日々の骨盤底トレーニングである。治療は全身のHRT で症状が改善しない場合は、女性ホルモンと男性ホルモン両方のホルモン剤の局所投与やフラクショナル炭酸ガスレーザー照射などが行われる。</p>
収録刊行物
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- 日本女性骨盤底医学会誌
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日本女性骨盤底医学会誌 17 (1), 24-29, 2021-01-16
日本女性骨盤底医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390568456353015424
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- NII論文ID
- 130007970075
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- ISSN
- 24348996
- 21875669
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可