大学1年生を対象とした「認知とストレス」に関する講義が喫煙に対する意識に与える影響

DOI オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • The effect of lecture on “cognition and stress” for first-year university students on consciousness of smoking

この論文をさがす

抄録

【目 的】 大学の授業内で「認知とストレス」に関する講義を行い、喫煙に対する意識に与える効果を検討する。<br>【方 法】 一般教養科目「心理学」において、「認知とストレス」に関する講義を行い、ストレス度、加濃式社会的ニコチン依存度(KTSND)、授業に対する感想を収集し、集計した。<br>【結 果】 1年生396名について講義前と講義後を比較した結果、KTSND合計点が11.17(SD=6.00)から8.52(SD=5.12)となり有意に減少した。各項目においても、設問2以外の9項目が有意に減少した。<br>【考 察】 講義によって喫煙に対する意識に改善がみられた。ストレスと認知の関係を知ったうえで、自身の認知や対処方法を見直すことは喫煙防止に効果があることが示唆された。<br>【結 語】 将来的な喫煙防止のために、未成年のうちに物質への心理的依存を予防することが必要である。

収録刊行物

  • 日本禁煙学会雑誌

    日本禁煙学会雑誌 15 (5), 109-115, 2020-12-30

    特定非営利活動法人 日本禁煙学会

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ