攻めのリハビリテーションと認知症ケアのための街づくり
抄録
ウイズコロナ時代の攻めのリハビリテーション(以下,リハ)と認知症ケアのための街づくりについて解説した.攻めのリハは重篤な障害を発症した後にも,立派に生きて立派に死ぬことを支える医療と福祉の基盤になる.回復期の攻めのリハにより,股関節の再学習による歩行再建,上肢機能の再獲得,意識回復,精神・高次脳機能向上,言語・嚥下・栄養状態の回復が目指せる.認知症ケアでは,その認知症病型を診断して進行を予防しつつ,周辺症状を予防,改善する医療基盤が必要である.その理解の上に,認知症患者が立派に生きて,立派に死ぬことをAdvance Care Planning により患者と家族と共有することで,初めて認知症ケアが成立する.練馬区での認知症早期対応・診断治療を紹介し,認知症を予防し支える練馬区の街づくりを概説した.
収録刊行物
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- 認知症治療研究会会誌
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認知症治療研究会会誌 7 (1), 20-21, 2021
認知症治療研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390568617219111808
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- NII論文ID
- 130007986888
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- ISSN
- 24358711
- 21892806
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可