攻めのリハビリテーションと認知症ケアのための街づくり

DOI
  • 酒向 正春
    大泉学園複合施設ねりま健育会病院・ライフサポートねりま
  • 竹川 英徳
    大泉学園複合施設ねりま健育会病院・ライフサポートねりま

抄録

ウイズコロナ時代の攻めのリハビリテーション(以下,リハ)と認知症ケアのための街づくりについて解説した.攻めのリハは重篤な障害を発症した後にも,立派に生きて立派に死ぬことを支える医療と福祉の基盤になる.回復期の攻めのリハにより,股関節の再学習による歩行再建,上肢機能の再獲得,意識回復,精神・高次脳機能向上,言語・嚥下・栄養状態の回復が目指せる.認知症ケアでは,その認知症病型を診断して進行を予防しつつ,周辺症状を予防,改善する医療基盤が必要である.その理解の上に,認知症患者が立派に生きて,立派に死ぬことをAdvance Care Planning により患者と家族と共有することで,初めて認知症ケアが成立する.練馬区での認知症早期対応・診断治療を紹介し,認知症を予防し支える練馬区の街づくりを概説した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390568617219111808
  • NII論文ID
    130007986888
  • DOI
    10.34574/jsdtc.7.1_20
  • ISSN
    24358711
    21892806
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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