書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of BRAF Mutant, MSI-high Cecum Cancer with Unusual Metachronous Lymph Node Metastasis
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説明
<p>75歳,女性.右下腹部痛を主訴に受診した.CT検査で領域リンパ節転移を伴う盲腸癌と診断し,さらに大動脈周囲リンパ節への転移を疑う所見を認めた.回盲部切除術,D3リンパ節郭清術,大動脈周囲リンパ節のサンプリングを施行し,病理組織学的検査で腸管傍リンパ節と大動脈周囲リンパ節に転移を認めた.術後右外腸骨動脈周囲リンパ節に再発をきたし,全身化学療法を施行した.その後新病変を認めず,初回手術の1年9ヵ月後に大動脈周囲から同部位に至る範囲のリンパ節郭清術を施行した.その3ヵ月後に右下腹壁動脈周囲リンパ節,5ヵ月後に小腸間膜リンパ節に再発を認めた.原発巣の組織を用いた検査で,BRAF V600E遺伝子変異陽性とMSI-highの結果を得た.大腸癌の遠隔リンパ節への転移形式について,BRAF遺伝子変異やMSI,原発部位との関連性を含めた更なる検討が期待される.</p>
収録刊行物
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- 日本大腸肛門病学会雑誌
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日本大腸肛門病学会雑誌 74 (3), 179-183, 2021
一般社団法人日本大腸肛門病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390568772521379584
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- NII論文ID
- 130007991344
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- ISSN
- 18829619
- 00471801
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可