計算科学的手法による物質中におけるミュオン位置同定

  • 渡邊 功雄
    理化学研究所中間子科学研究室,351-0198 埼玉県和光市広沢 2-1
  • Sari Dita Puspita
    芝浦工業大学工学部,337-8570 埼玉県さいたま市見沼区深作 307
  • Ramadhan Redo
    Department of Physics, Universitas Indonesia, Depok 16424, Indonesia
  • Adiperdana Budi
    Department of Physics, Universitas Padjajaran, Sumedang 45363, Indonesia
  • Sulaiman Shukri
    Computational Chemistry and Physics Laboratory, Universiti Sains Malaysia, Penang 11800, Malaysia

書誌事項

タイトル別名
  • Muon-Site Determination in Materials byComputational Techniques

抄録

<p>素粒子であるミュオンを物質科学研究に利用するミュオンスピン緩和法(μSR)が開発されてから半世紀が過ぎようとしている.これまで数多くの研究成果が報告されるとともに幅広い研究分野に応用されている.近年,有機分子性物質にける磁性体・超伝導体が数多く開発されるに伴い,μSRの化学分野における利用もポピュラーになりつつある.一方で,μSRの利用が広がるとともに,そこからより詳しい情報を得たいという要求も増大し,計算科学に関するアクティビティも生まれつつある.本稿では,その活動の一環であるミュオン位置計算に関して,最近の著者のスーパーコンピュータを用いたミュオン位置同定に関する研究活動を概観する.</p>

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参考文献 (24)*注記

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