霞ヶ浦における一次生産量に影響を及ぼす水質環境因子の解析

書誌事項

タイトル別名
  • Assessment of the water quality factors influencing the primary production in Lake Kasumigaura
  • カスミガウラ ニ オケル イチジ セイサンリョウ ニ エイキョウ オ オヨボス スイシツ カンキョウ インシ ノ カイセキ

この論文をさがす

説明

<p> 一次生産速度の計測手法として注目されている FRRF(Fast Repetition Rate Fluorometry)法は,迅速に大量のデータを取得できる利点をもつ.本研究ではこれを生かし,2016~2019年の4年間に,霞ヶ浦で一次生産量の観測を行った.湖内の一次生産量に影響を及ぼす因子は,大きく分けて藻類の現存量と光合成活性が挙げられる.そのうち藻類現存量は,年によって強弱はあるものの一次生産量にある程度の影響を与えていることが示された.また相関分析の結果から,光合成活性に対して影響を及ぼす水質項目は,霞ヶ浦の場合,光の鉛直消散係数(Kd)であることが示された.さらに河口近くの調査地点では,降雨時における硝酸性窒素(NO3-N)の河川からの流入も,大きく影響を及ぼしていることが分かった.</p>

収録刊行物

参考文献 (20)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ