情報通信技術 (ICT) の利活用による環境負荷低減への貢献

  • 杉山 泰之
    NTT 環境エネルギー研究所 グリーンマテリアルプロジェクト

書誌事項

タイトル別名
  • Green ICT Aimed at Realizing a Sustainable Society
  • ジョウホウ ツウシン ギジュツ(ICT)ノ リ カツヨウ ニ ヨル カンキョウ フカ テイゲン エ ノ コウケン

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抄録

情報通信技術 ICT (Information and Communication Technology) が進展し,ICT 機器の増大により電力消費量など環境負荷も増加傾向にある。その一方で,ICT サービスの利活用により,スマートグリッドに代表されるエネルギー利用の効率化,生産活動の効率化,ヒトやモノの移動の減少,情報を電子化することによるモノの生産抑制などが図られ,社会全体の環境負荷を低減する効果が期待されている。ICT は,資源エネルギー消費量の増大を抑えながら,私たちの生活を豊かにできる可能性のある技術である。ICT と地球環境問題との関わりを,グリーン ICT (Green ICT) と呼び,特に,ICT 自らが環境負荷に与える影響を低減する側面を, 「Green of ICT」 ,ICTの利活用によって,社会全体の環境負荷低減に貢献する側面を 「Green by ICT」 と呼んでいる。本稿では,ICT を最大限に活用することで,私たちのライフスタイルを変革し,持続可能な社会の実現に貢献していく可能性について紹介する。

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参考文献 (14)*注記

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