公立小学校における学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)第1層支援の効果と社会的妥当性の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Effectiveness and Social Validity of Tier 1 Intervention With SWPBS in a Public Elementary School
  • コウリツ ショウガッコウ ニ オケル ガッコウ キボ ポジティブ コウドウ シエン(SWPBS)ダイ1ソウ シエン ノ コウカ ト シャカイテキ ダトウセイ ノ ケントウ

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抄録

<p>研究の目的 本研究では、SWPBSの第1層支援を実施し、その効果と社会的妥当性を検討することを目的とした。研究計画 ABデザインを用いた。評価尺度については3つの時期に測定し、それぞれの時期の全校児童のスコアの平均を比較した。場面 公立小学校1校において実施した。参加者 対象校の全ての児童と教職員が本研究に参加した。介入 ポジティブ行動マトリクスを作成し、各目標行動の行動支援計画を立案し実行した。行動の指標 目標行動に従事している人数をカウントして得られたデータ、あるいはインターバル・レコーディング法を用いて得られたデータを指標とした。他に質問紙法によって評価尺度のデータや社会的妥当性に関するデータも収集した。結果 介入後に目標行動が増加し、評価尺度のスコアに改善がみられた。また一定の社会的妥当性が示された。結論 本研究において実施したSWPBS第1層支援の効果と社会的妥当性が確認できた。しかし、チームマネジメント、データに基づく第2層支援や第3層支援への移行、データの信頼性など、いくつかの課題が示された。</p>

収録刊行物

  • 行動分析学研究

    行動分析学研究 34 (2), 244-257, 2020-03-20

    一般社団法人 日本行動分析学会

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