書誌事項
- タイトル別名
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- Survey of speech transmission and sound environment in an Ear, Nose and Throat (ENT) hospital―A case study
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抄録
<p>要旨: 本研究では, 中規模の耳鼻咽喉科病院の待合室と診察室において, 患者とスタッフ (看護師と受付事務員) に音声伝達と音環境に関するアンケート調査をおこない, また騒音レベルと残響時間を測定した。その結果, 難聴者が病院での呼び出しに不自由が生じ, 難聴の程度が悪化するほど不自由さが大きくなっていることが示された。スタッフの多くがその原因を騒音と聴力低下と考えており, 難聴者に対して説明時にゆっくり, はっきり, 大きな声で話すように心がけていた。また, スタッフの多くは騒音が多いと感じており, 「乳幼児の泣き声」をうるさく感じていた。残響時間は室容積からして音声伝達に適切であったが, 待合室と診察室で測定された騒音レベルは室内の騒音許容値を超えていた。</p>
収録刊行物
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- AUDIOLOGY JAPAN
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AUDIOLOGY JAPAN 64 (1), 96-104, 2021-02-28
一般社団法人 日本聴覚医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390568916165352960
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- NII論文ID
- 130008000695
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- ISSN
- 18837301
- 03038106
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可