中性子線によるインフラ非破壊検査技術の最新-予防保全を目指して-

  • 大竹 淑恵
    理化学研究所光量子工学研究センター中性子ビーム技術開発チーム

書誌事項

タイトル別名
  • Towards Preventive Maintenance with Non-Destructive Test Using Compact Neutron Systems
  • チュウセイシセン ニ ヨル インフラ ヒハカイ ケンサ ギジュツ ノ サイシン : ヨボウ ホゼン オ メザシテ

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説明

<p>インフラ劣化,老朽化による事故を未然に防ぎ,維持管理メンテナンス費用の削減には,予防措置への変換が重要となる。コンクリート大型構造物点検においては,外部からの点検手段が主であり,内部劣化に関しては構造物を傷める破壊検査がおもになっていたが,近年電磁波レーダーやエックス線といった新たな計測技術が台頭している。中性子線はコンクリートや鋼材に対する透過能が高くまた,水や塩分などの劣化要因の検出感度が高い。現場で劣化可視化評価可能な中性子線による非破壊計測技術,すなわち床版内部空隙や滞水を路面から可視化可能な二次元イメージングおよび,橋梁内部塩分定量分析可能とする中性子塩分計測を中心として紹介する。</p>

収録刊行物

  • 色材協会誌

    色材協会誌 94 (3), 80-84, 2021-03-20

    一般社団法人 色材協会

参考文献 (7)*注記

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