異なる温度環境下で貯蔵した低固形分を有するセメント混和用樹脂エマルションの物性およびそれを用いたポリマーセメントモルタルの強さ性状

  • 岡田 明也
    太平洋セメント株式会社 中央研究所(〒285-8655千葉県佐倉市大作2-4-2)
  • 齋藤 俊克
    日本大学 工学部建築学科(〒963-8642福島県郡山市田村町徳定字中河原1番地)
  • 出村 克宣
    日本大学 工学部建築学科(〒963-8642福島県郡山市田村町徳定字中河原1番地)
  • 掛川 勝
    太平洋マテリアル株式会社 機能性材料営業部(〒114-0014東京都北区田端六丁目1番1号)

書誌事項

タイトル別名
  • PROPERTIES OF EMULSIONS WITH LOW-SOLID CONTENT FOR CEMENT MODIFIER STORED AT DIFFERENT TEMPERATURES AND STRENGTH PROPERTIES OF POLYMER CEMENT MORTARS USING THEM

抄録

<p>本研究では、JIS A 6203の不揮発分(全固形分)の規格値35.0%に満たない低固形分を有するセメント混和用樹脂エマルション(エマルション)の貯蔵安定性を評価する目的で、5、20および40℃環境下に84d間貯蔵した電荷の異なる全固形分22.5および45.0%のアクリル系エマルションを用いたポリマーセメントモルタルの強さ性状について検討している。その結果、貯蔵温度にかかわらず、全固形分22.5%のアクリル系エマルションの物性およびそれを用いたポリマーセメントモルタルの強さ性状は、全固形分45.0%のものと同等の性能を有し、ポリマーセメント比10%としたポリマーセメントモルタルの曲げ、圧縮および接着強さは、JIS A 6203の規格値を上回ることを明らかにしている。</p>

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参考文献 (2)*注記

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