小児がんの子ども・家族に関わる看護師のストレッサー

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タイトル別名
  • The stressors of pediatric oncology nurses
  • ショウニ ガン ノ コドモ ・ カゾク ニ カカワル カンゴシ ノ ストレッサー

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抄録

<p> 小児がんの子ども・家族にかかわる看護師のストレッサーについて看護師7名に半構成面接を実施し、質的記述的研究方法を用いて分析した。看護師は【がんになって生活の変化に混乱し】たり、【治療の副作用による苦痛に苦し】んだり、【再発したことを何とか受け止めようとする子どもの姿】を見ることや、【子どもが主体的に治療に取り組めないこと】をストレッサーととらえていた。家族については、【子どもががんになり危機的状況】になったり、【外来通院に伴う生活への不安をかかえ】たり、【再発して不安定】になり、【子どもを失うかもしれない】という家族の精神状態をストレッサーととらえていた。また、ケアでは【化学療法の複雑な管理を行うこと】や【子どもの治療を支援する体制が整わないこと】、終末期では【難渋している子どもの苦痛緩和に対応すること】、【子ども・家族の最期の過ごし方の希望に沿えないこと】をストレッサーととらえていた。</p>

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