書誌事項
- タイトル別名
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- Revision Surgery for Delayed Gastric Conduit Emptying after Subtotal Esophagectomy with Retrosternal Reconstruction
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説明
<p>症例は74歳の女性で,食道癌(SCC,LtMt,cT1bN0M0,cStage I:UICC TNM分類 第7版)に対して胸腔鏡下食道亜全摘胸骨後経路胃管再建術を施行した.術後3か月半から嘔吐を認め,精査にて胃管の右側胸腔内脱出による通過障害と診断した.経鼻胃管挿入による2週間の保存的加療にて改善せず手術の方針となった.開腹所見にて胃管前庭部が胸骨剣状突起背面に強固に癒着していたため,肋軟骨を第6肋骨付着部で切離し約8 cmの開胸とした.右横隔膜上へ脱出した胃管の屈曲に加えて肝左葉と剣状突起によって胃管流出路が閉塞しており,横隔膜肋骨付着部を右側へ切開し胃管流出路を開放し弛んだ胃管を腹腔側に牽引して横隔膜に固定した.術後1年が経過し全身状態良好で通過障害を認めていない.</p>
収録刊行物
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- 日本消化器外科学会雑誌
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日本消化器外科学会雑誌 54 (3), 166-172, 2021-03-01
一般社団法人 日本消化器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390569015604214272
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- NII論文ID
- 130008009549
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- ISSN
- 13489372
- 03869768
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可