高炉スラグ微粉末を使用したペーストの炭酸化による変質挙動

  • 宮原 茂禎
    大成建設株式会社 技術センター(〒245-0051神奈川県横浜市戸塚区名瀬町344-1)
  • 荻野 正貴
    大成建設株式会社 技術センター(〒245-0051神奈川県横浜市戸塚区名瀬町344-1)
  • 大脇 英司
    大成建設株式会社 技術センター(〒245-0051神奈川県横浜市戸塚区名瀬町344-1)
  • 坂井 悦郎
    東京工業大学 物質理工学院材料系(〒152-8550東京都目黒区大岡山2-12-1)

書誌事項

タイトル別名
  • CARBONATION BEHAVIOR OF PASTES CONTAINING BLAST FURNACE SLAG POWDER

抄録

<p>高炉スラグ微粉末を大量に使用したコンクリートのペーストと高炉セメントB種のペーストの炭酸化を促進し、C-S-Hの変質挙動に着目してSEM-EDSや29Si MAS NMR、27Al MAS NMRにより分析した。SEM-EDSの結果から、炭酸化によりスラグやセメント粒子の内部のC-S-HからCaが外部へ移動してCaCO3を生成する機構が明らかになった。この時、C-S-H中のSiとAlは移動せずに保持され、Caが減少しながらSiO4四面体の重合が進んでアルミノシリケートゲルに変化することがNMRにより確認された。</p>

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参考文献 (9)*注記

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