可塑性グラウト材料の水中におけるpH上昇の抑制に関する実験的研究

  • 阿部 智彦
    日特建設株式会社 技術開発本部(〒103-0004東京都中央区東日本橋3-10-6)
  • 藤原 浩己
    宇都宮大学 地域デザイン科学部(〒321-8585栃木県宇都宮市陽東7-1-2)

書誌事項

タイトル別名
  • EXPERIMENTAL STUDY ON SUPPRESSING THE INCREASE IN THE pH OF THE SURROUNDING WATER OF PLASTIC GROUT

抄録

<p>本研究は主に空洞充填材料として用いられる可塑性グラウト材料について、水中に充填した際の周辺水のpHの上昇を抑制し、環境負荷の低減をはかることを目的とした。本研究では、特に高強度(圧縮強度24N/mm2以上)の可塑性グラウト材料の配合を対象とし、結合材中のセメント量をできるだけ少なくし、かつ高炉スラグ微粉末、フライアッシュといった混和材を大量に混合する配合とした。これによって高強度でかつセメントの水和反応による硬化の過程で生成される水酸化カルシウムの溶出を抑制し、可塑性グラウト材料を水中に充填した際の周辺水のpHの上昇を抑制できることが確認できた。</p>

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

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