北陸新幹線整備が代表的企業の業務構造にもたらす影響のモデル分析

書誌事項

タイトル別名
  • MODEL ANALYSIS OF HOKURIKU SHINKANSEN DEVELOPMENT IMPACT ON BUSINESS STRUCTURE OF A REPRESENTATIVE CORPORATION

抄録

<p>日本では,東京一極集中やそれに伴う地方都市の衰退が長年指摘され,新幹線整備にもその解決が期待されてきた.本研究では新幹線の整備を地方都市の活性化に結びつける上では,過去の影響を実証的に検討するよりも,むしろ演繹的に影響を理解することが重要であると考え,北陸新幹線の金沢開業,大阪開業が代表的な企業の業務構造にもたらす影響を企業の特性ごとに分析する.既存の最適企業組織配置モデルを用いた最適支社配置の計算結果から,企業の特性によって全国的な支社配置は大きく異なること,支社の業務集約能力が中間的な値をとる場合には,北陸地方により高い階層の支社が配置されること,今後のリニア中央新幹線の名古屋開業による交通コスト低下が全国的な支社階層の低下をもたらし,北陸地方にもその影響が及ぶことが明らかになった.</p>

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参考文献 (1)*注記

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