ツマグロヒョウモンの北上に関する生気候学的研究

書誌事項

タイトル別名
  • Bioclimatic study on expansion of the habitat of <i>Argyreus hyperbius</i>
  • ツマグロヒョウモン ノ ホクジョウ ニ カンスル ナマ キコウガクテキ ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

<p>ツマグロヒョウモンの著しい生息域の拡大は,地球温暖化の影響として広く一般に知られている.一方,近年,本種の食草であるスミレ類(パンジー等)の増加も一要因ではないかと言われているが,実際に双方の関係性に関する研究論文は少ない.本研究では,ツマグロヒョウモンの北上を,冬季の最低気温の上昇とパンジーの栽培地域の拡大という観点から複合的に考察した.その結果,1990年代初頭のガーデニングブームを契機に,パンジーの栽培地域は顕著に拡大した事が分かり,全国的な冬季の最低気温の上昇と共に,ツマグロヒョウモンの北上を助長した可能性が示唆された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ