容器包装の 2R 推進に向けた小売業の役割と提言

  • 上山 静一
    流通環境経営研究所 (元 イオンリテール (株))

書誌事項

タイトル別名
  • The Role of Retailers and Proposals for 2R Promotion for Container Packing
  • ヨウキ ホウソウ ノ 2R スイシン ニ ムケタ コウリギョウ ノ ヤクワリ ト テイゲン

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説明

小売業は容器包装の環境対策としてレジ袋の有料化による大幅な発生抑制を実施している。また,イオングループ (G) は,加えてレジ袋素材のバイオマス化を実現している。私が参加したステークホルダー会議では望ましい主体間の役割分担の評価軸は「社会的費用の削減効果」と「各主体に対する自己変革促進効果」であると確認された。世界ではコンシューマ・グッズ・フォーラムが「サステナブルなパッケージ設計」のガイドラインを示し,トリプル・ボトムラインの視点で,これからの容器包装のあり方を提唱した。小売業の役割は「内容物の保護」等,容器包装の三大機能を守りながら環境配慮設計を推進し,消費者への情報発信と連携を強化していくことである。英国の WRAP は自治体・企業・消費者と連携し環境配慮設計と軽量化を推進している。日本は連携のあり方について参考にすべきである。最後にアジアでの課題設定と問題解決の必要性と CSV の導入等, 3 点の提言をする。

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