Bibliographic Information
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- ニュウヨクジ ニ オケル ジョウハンシン エ ノ キリュウ ニ ヨル タイオン ト シュカンテキ ハンノウ ノ ヘンカ
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日本人の入浴方法は、全身浴が主である。この入浴方法は、入浴初期は快適な入浴であるが、その後さら なる加温効果により体温が上昇し、快適性を損なう。しかし、健康者は長時間の入浴により新陳代謝が促され、 発汗による爽快感を高めることができる。このような入浴中ののぼせを抑制して快適感が増す入浴方法の工夫が 必要と思われる。そこで今回、入浴中の深部温の上昇を抑えることで快適感を損なわない工夫を検討した。方法 として入浴中に顔面を中心とした身体上部に風を当て、入浴中の深部体温と主観的申告を測定した。その結果、 気流あり入浴は、気流がない入浴に比べ、深部体温の上昇を抑えるため、頭部の暑さを感じず、快適性が高かっ た。これらには、入浴時の気流が冷却させること、浴室換気による浴室温と湿度の上昇を抑制することが関与し ていると考えられた。
Journal
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- Proceedings of Symposium on Human-Environment System
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Proceedings of Symposium on Human-Environment System 41 (0), 203-206, 2017
Human-Environment System