消費者は正確に容量の判断ができるのか?
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- 河塚 悠
- 慶應義塾大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- Can Consumers Judge Volume Accurately?: The Effect of Unusual Package Shape and Consumers' Arousal Level
- パッケージの非凡な形状と感情の覚醒水準が及ぼす影響
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説明
<p>本研究の目的は、製品のパッケージ・デザインと消費者の感情が製品選択行動に及ぼす影響を明らかにすることである。そのために飲料水のボトルを用いた実証実験を行い、パッケージ形状の非凡性と消費者の感情の覚醒水準が、購買時の容量判断、製品選択に及ぼす影響を検証した。本研究でも過去の研究と同様に、パッケージ形状の非凡性が高くなると、消費者はパッケージの容量を実際よりも大きく知覚し、その誤った容量判断のもとで、容量を大きく知覚した製品を選択することが確認された。さらに本研究では、消費者の感情の覚醒水準に着目し、覚醒水準が高い消費者は、パッケージ形状の非凡性に左右されず、パッケージの容量を正確に知覚し、その正確な容量判断のもとで、非凡性の高い形状の製品を選択することが明らかになった。</p>
収録刊行物
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- 消費者行動研究
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消費者行動研究 24 (1), 1_27-1_52, 2017
日本消費者行動研究学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390569382246599040
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- NII論文ID
- 130008033424
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- ISSN
- 18839576
- 13469851
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可