レボドパプロドラッグ(ONO-2160)の創製
書誌事項
- タイトル別名
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- Discovery of Levodopa Prodrug ONO-2160
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抄録
<p>パーキンソン病治療薬として上市されているレボドパは、脳内にドパミンを補充する薬剤として広く用いられており、最も治療効果の高い薬剤である。しかしながら、レボドパは血漿中での代謝により血中半減期が短く、頻回投与が必要であることが課題である。筆者らは、レボドパの動態的課題を克服するため、レボドパのプロドラッグ化に着想し研究を行った。700以上のレボドパプロドラッグを合成し、イヌでの動態評価を実施することで、レボドパの課題を克服したONO-2160を見出した。ONO-2160は、イヌ、ラットにおいてドパ脱炭酸酵素阻害剤(DCI)併用下で良好なレボドパ持続性を示した。さらに、ヒト第一相試験において、健康成人、パーキンソン病患者においてDCI併用下で良好なレボドパ持続性を示した。</p>
収録刊行物
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- MEDCHEM NEWS
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MEDCHEM NEWS 30 (3), 126-132, 2020-08-01
公益社団法人 日本薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390569382247134976
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- NII論文ID
- 130008033697
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- ISSN
- 24328626
- 24328618
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可