手指末節骨に生じた骨内表皮嚢腫の1例

DOI
  • 岡部 陽菜子
    東京慈恵会医科大学整形外科学講座
  • 前田 和洋
    東京慈恵会医科大学整形外科学講座 東京慈恵会医科大学手外科センター
  • 湯川 充人
    東京慈恵会医科大学整形外科学講座 東京慈恵会医科大学手外科センター
  • 永峯 佑二
    東京慈恵会医科大学整形外科学講座 東京慈恵会医科大学手外科センター
  • 斎藤 充
    東京慈恵会医科大学整形外科学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Intraosseous epidermal cyst of distal phalanx of the finger: a case report

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抄録

<p>症例は46歳男性,左環指末節骨の骨折で当科を受診した.MRI T2強調画像は骨内に低信号が混在する高信号領域を認めた.内軟骨腫,骨内ガングリオン,および骨内表皮嚢腫などに伴う病的骨折と診断し,切除術を施行した.嚢胞性病変を掻爬し,人工骨を充填した.病理診断は表皮嚢腫であった.骨内表皮嚢腫は,MRIで特徴的な所見もあり,指節骨に発生する嚢胞性疾患として念頭におく必要がある.</p>

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