境界性人格障害のロールシャッハ・テスト

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タイトル別名
  • 一境界性人格障害指標の作成―

抄録

ロールシャッハ・テストとボーダーラインスケール(BSI) を19名の患者に施行し た。BSIにおいて25点以上の得点を示すものを境界性人格障害(BPD)の疑いがあるとした 場合,ロールシャッハ・テストの11のカテゴリー変数によって, 17名(89.47%)の患者が 正しく判別された。BPDの特徴として,知覚における刺激の取り込み過剰または不足,現 実検討能力の乏しさを表わしていた。これらの重み付けをした変数がロールシャッハ・テ ストによるBPDのための指標として有用であると考えられた。

収録刊行物

  • 精神保健研究

    精神保健研究 (11(通巻44)), 69-74, 1998-03-31

    国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390569545875666688
  • DOI
    10.34384/nimh.44.69
  • ISSN
    0915065X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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