イネ止葉における緑葉維持能力の多様性
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- 小葉田 亨
- 島根大学生物資源科学部
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- 富阪 康平
- 島根大学生物資源科学部
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- 篠永 美和
- 島根大学生物資源科学部
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- Shaobing Peng
- 華中農業大学植物科学技術学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Diversity of Stay Green Traits in Flag Leaf of Rice
- イネシヨウ ニ オケル リョク ヨウ イジ ノウリョク ノ タヨウセイ
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抄録
<p>穂ぞろい期イネの止葉中央部葉片を35℃暗黒下でプラスチックバイアル中の水に1週間程度浮かべ,培養後/培養前SPAD値比で示される緑葉維持能力(GM)が遺伝的多様性をカバーする世界と日本のイネコアコレクションおよび中国の高収量hybridとinbred品種でどれだけの変異があるかを調べた.その結果,ジャポニカのGMはインディカに比べやや高い傾向があり,また熱帯ジャポニカはジャポニカよりやや低かった.これらの品種の中から穂ぞろい期にSPAD値が高いにもかかわらずGMが高く保たれる,あるいはGMが著しく低下する緑葉維持能力の典型的に異なる品種が見いだせた.また,中国の高収量 (9~11 t ha–1) のhybridやinbredイネのGMにも大きな品種間差が見られ,GMと収穫指数の間には正の直線関係があり,さらにGMと収量/(茎葉重×SPAD値) との間にも正の直線関係があったため,緑葉維持能力が茎葉の子実収量生産効率を高めていることが示唆された.このように,イネの登熟期における緑葉維持能力には品種間に幅広い多様性があり,登熟期の子実生産効率を高める遺伝資源として利用できる可能性がある.</p>
収録刊行物
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- 日本作物学会紀事
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日本作物学会紀事 90 (2), 177-181, 2021-04-05
日本作物学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390569557084987392
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- NII論文ID
- 130008040265
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- NII書誌ID
- AN00189888
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- ISSN
- 13490990
- 00111848
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- NDL書誌ID
- 031469380
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可