オルドヌンク倫理学と企業倫理実践 ― 企業のルール形成・ルール啓蒙活動に焦点を当てて ―

書誌事項

タイトル別名
  • Ordnungsethik and Business Ethics Practice: Focus on Rule Making and Rule Enlightenment Activities of Firm
  • オルドヌンク リンリガク ト キギョウ リンリ ジッセン : キギョウ ノ ルール ケイセイ ・ ルール ケイモウ カツドウ ニ ショウテン オ アテテ

この論文をさがす

抄録

<p>本稿は、ドイツの経済倫理・企業倫理において展開されている「オルドヌンク倫理学」の理論的観点から、企業倫理の実践活動、特にルール形成・ルール啓蒙活動を検討するものである。まずホーマンやピーズらの見解を中心にオルドヌンク倫理学の理論的主張を簡潔に再構成し、彼らの主張が、「ジレンマ構造」を核として、3つのレベルから企業の責任のあり方を議論していることを確認する。続いて、彼らの理論的主張から見て重要な、企業のルール形成活動やルール啓蒙活動について、ロビイングやルール・メイキング活動、パブリック・アフェアーズ活動の実態を取り上げる。そしてそれらの活動がオルドヌンク倫理学の観点から見てどう解釈できるのかについて検討を行い、最後にまとめる。</p>

収録刊行物

  • 経営哲学

    経営哲学 17 (2), 42-59, 2020-10-31

    経営哲学学会

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ