「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」の 職場の喫煙対策等に及ぼす影響

DOI
  • 斎藤 照代
    勤労者健康科学研究所・(独)労働者健康福祉機構 東京労災病院勤労者予防医療センター
  • 福田 えり
    (独)労働者健康福祉機構 関東労災病院勤労者予防医療センター
  • 戸島 洋一
    (独)労働者健康福祉機構 東京労災病院勤労者予防医療センター
  • 大和 浩
    産業医科大学産業生態科学研究所
  • 望月 友美子
    国立がん研究センターがん対策情報センター
  • 高橋 裕子
    奈良女子大学

書誌事項

タイトル別名
  • Influences of the Kanagawa Prefectural Government Ordinanceon Prevention of Exposure to Secondhand Smoke in Public Facilities on smoking measures in workplace .
  • - The second report based on considerations from the results of measurement of individual exposures to PM2.5 in employees -
  • ~第2報 PM2.5と従業員個人曝露測定結果より ~

抄録

要 旨<br> 目的:神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例施行後の現状を、PM2.5 による環境測定と尿中コチニン測定により評 価し、効果的な職場の受動喫煙対策の在り方を検討する事を目的とした。<br> 対象と方法:神奈川県下の施設に対し、微小粒子状物質(PM2.5)を測定できる粉塵計による施設内の空気環境測定と従業 員の個人曝露測定、尿中コチニン濃度測定を実施し条例別、受動喫煙対策別に評価した。<br> 結果:測定結果から禁煙以外を選択した施設は、空気環境も従業員の個人曝露もWHOの基準を超え、分煙・喫煙施設の従 業員の尿中コチニン濃度も5例中4例が受動喫煙を示唆する結果と一致した。<br> 考察:空気環境、粉じんの従業員の個人曝露、尿中コチニン濃度の測定値から禁煙以外の対策では不十分と考えられ、全 面禁煙へ移行する政策が必要であると考えられた。

収録刊行物

  • 禁煙科学

    禁煙科学 vol.9 (04), 9-15, 2015

    日本禁煙科学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390569845478717184
  • NII論文ID
    130008051307
  • DOI
    10.32213/jascs.vol.9.04_9
  • ISSN
    18833926
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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