遺伝子組換え実験における実験操作の意味の理解の実態 : 大学での体験講座における高校生のアンケートから

書誌事項

タイトル別名
  • Student Understanding of Meaning of the Experiment in the Genetic Recombination Experiment : Evidence from the Questionnaire of Students Who Joined a Summer Program at a University
  • イデンシ クミカエ ジッケン ニ オケル ジッケン ソウサ ノ イミ ノ リカイ ノ ジッタイ ダイガク デ ノ タイケン コウザ ニ オケル コウコウセイ ノ アンケート カラ

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抄録

<p>遺伝子組換え実験を生物の授業に導入する実践が増えてはいるものの,高校生が遺伝子組換え実験の全体の意味及び遺伝子組換え実験を構成している各種の操作の意味を理解しているかどうか,その実態については解明されていない。本研究では遺伝子組換え実験を導入した授業を実践し,この実態をフィールドワーク,質間紙調査,インタビュー調査によって,多面的に探った。その結果次の3点が明らかとなった。(1) 実験に参加した約5割の生徒が実験全体の意味を理解していなかった。(2) 実験に参加した約6割の生徒がアンピシリン及びアラビノースを培地に加える意味等.重要な実験操作の意味を理解していなかった。(3) 約4割の生徒にとって.実験に関する用語の難解さや馴染みにくさが.実験全体及び実験操作の意味の理解の妨げになっていた。</p>

収録刊行物

  • 理科教育学研究

    理科教育学研究 51 (1), 1-11, 2010-07-07

    一般社団法人 日本理科教育学会

参考文献 (42)*注記

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