スコリア堆積地の防災対策における地域住民の取り組み

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タイトル別名
  • Effort of Local Residents in Disaster Prevention Measures in a Scoria Accumulation Place
  • スコリア タイセキチ ノ ボウサイ タイサク ニ オケル チイキ ジュウミン ノ トリクミ

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抄録

<p>静岡県の最北東に位置し,富士山を有する駿東郡小山町では,2010年に発生した台風9号以降,富士山由来の火山噴出物であるスコリアが堆積した層から,不安定な土砂が降雨のたびに流出するようになり,住民への被害が多発していた。 そこで,小山町では行政と住民が一体となって地域を保全するため「小山町山地強靭化総合対策協議会」を設置し,スコリアという特殊な土質を考慮した斜面防災対策について様々な取り組みを行ってきている。その中で,住民自らが所有している山地を保全することを目的として,人力で可能となる様々な防災工事の施工を体験するという「体験施工」が継続的に実施されており,これらの活動によって住民の防災意識が向上して現在に至っている。</p>

収録刊行物

  • 水利科学

    水利科学 64 (1), 118-137, 2020-04-01

    一般社団法人 日本治山治水協会

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